Grow株式会社では、フルリモートワークという就業形態の特性を活かしながら、従業員のウェルビーイング向上と組織の一体感創出を目的として、YuLifeサービスの導入を決定しました。対面でのコミュニケーション機会が限定的だった同社において、YuLifeは地理的な制約を超えて従業員をつなげるプラットフォームとして、新たな健康習慣の確立と自然なコミュニケーション創出に大きな役割を果たしています。本記事では、フルリモート環境特有の課題に対してYuLifeがどのように受け入れられ、どのような効果をもたらしたのかを詳しくご紹介します。本インタビューにご協力いただいた方々(インタビュー当時(2025年6月時点)の所属):神門 ちあきさま:プログラム・マネージャー黒須 駿さま:パートナー・コンサルタントMaxime Perretさま:コンサルタントYuLife導入前の課題: フルリモート環境での組織一体感とウェルビーイング管理Grow株式会社は、APAC地域のスタートアップ向けに技術人材の採用支援を行うコンサルティング企業です。フルリモートワークを採用している同社では、従業員の柔軟な働き方を実現する一方で、組織運営における独特な課題に直面していました。神門さま(以下、神門):「弊社はフルリモートということもあり、従業員同士が対面でコミュニケーションをとる機会が比較的少ないです。2ヶ月に一回程度イベントの機会を設けて、従業員が自由にリラックスした環境でコミュニケーションを取れるような場を作っていました。イベントやマネージャーとのキャッチアップを通してサポートが必要な部分や従業員それぞれが抱える課題を認知するようにしていましたが、ウェルビーイングに関する明確なシステムやプロセスはありませんでした。フルリモートの就業形態は柔軟に働くことができますが、同時に個人のタイムマネジメントやストレスマネジメントが重要になり、また対面のコミュニケーションが少ないため組織の一体感を保つための継続的な取り組みやプラットフォームの存在が必要だと個人的には感じていました。」YuLife選定の決め手:エンゲージメントとゲーミフィケーションの融合Growが求めていたのは、従業員が自発的に楽しみながら使え、フルリモート環境でもコミュニケーションが増えるサービスでした。数あるウェルビーイングサービスの中からYuLifeを選んだ理由について、神門:「YuLifeを導入する際に重視したポイントは、従業員の健康をサポートすると同時に、エンゲージメントを高める仕組みが備わっている点にあります。単なる福利厚生ではなく、健康的なライフスタイルを促進するゲーム感覚の仕組みやリワード制度に魅力を感じました。特に、弊社はフルリモート環境で業務を行っているため、YuLifeのように健康やウェルビーイングを支えるだけでなく、全社員が共通のアクティビティに参加し、つながりを感じられる仕組みは非常に重要だと考えました。YuLifeを通じて従業員のつながりが深まり、リモート環境ならではの課題解決につながることを期待しています。」毎日ゲーム感覚で取り組むことができる点が魅力的だと感じます。ただポイントを獲得するだけではなく、そのポイントをバウチャーや寄付などに変えることができるのも、毎日取り組むモチベーションになると感じています。」スムーズな導入プロセスー導入プロセスやオンボーディングはどのように進みましたか?神門:「弊社を担当してくださったカスタマーサクセス担当者が非常に丁寧にオンボーディングをしてくださり、スムーズに導入することができました。ご共有いただいたポスター等で社内に導入を周知し、YuLifeとの導入説明会の前にアプリをダウンロードするように呼びかけました。プロセスはスムーズに進んだと感じています。」導入効果1:新しい健康習慣の確立と意識変容YuLifeの導入により、従業員の健康に対する行動には明確な変化が現れました。黒須さま(以下、黒須):「ヨガやウォーキング、マインドフルネス(瞑想)が習慣となりました。今まではマインドフルネスは『あれば良いもの』程度の認識でしたが、YuLife導入後に大きな変化を体験しました。朝起きた時とリラックスしたい時や疲れているタイミングで実践するようになりました。」Maximeさま(以下、Maxime):「海外から毎日リモートワークをしているため、YuLifeはもっと歩くのに役立つ素晴らしい福利厚生です。毎朝10,000歩を継続することを目標としています。YuLifeは個人がより活動的になり、もっと動くことを促す楽しいアプリだと思います。ナンプレを解くことが朝のルーティンの一部になっていることに気づいた時に最大の変化を感じました。」導入効果2:フルリモート環境でのコミュニケーション活性化特徴的な導入効果の一つが、フルリモート環境でのコミュニケーション活性化です。従来の福利厚生では実現できなかった、地理的制約を超えた自然で継続的な従業員間の交流が生まれています。神門:「継続的にアクティビティに取り組んでいる従業員が見られ、習慣として身についているように感じます。」特に効果的だったのが、ランキング機能による自然な競争とコミュニケーションの創出です。歩数のランキングやナンプレのランキングが出ることが面白いと感じている人が多く、競争要素が組織の活性化に寄与していることがわかります。実際、Maximeさまは「毎日」という高い頻度で利用を続けており、黒須さまも「週3」という継続的な利用パターンを維持しています。リワード体験:多様なニーズへの対応ーリワードについてはどう感じていますか? 黒須・Maxime:「スターバックスやAmazonなど日常的に利用しやすいリワードが気に入っています。」投資対効果と今後の展望ー導入効果や今後の展望について教えてください。 神門:「日々活用している従業員がおり、溜まったポイントも活用されているので、導入して6ヶ月の結果としては期待に沿うものであると感じています。従業員全員が気軽にアクセスすることができるプラットフォームとして機能していると思います。まだ弊社で活用しきれていない部分があるので、今後はYuLifeの良さを最大限生かすことができるよう継続的に社内でもYuLifeの機能を周知していきたいと考えています。従業員の生活習慣の改善やウェルビーイングの意識向上だけでなく、社内でのコミュニケーションのきっかけになるよう活用していきたいと思います。」他社への推奨:フルリモート企業と継続利用の重要性ー他社へおすすめするポイントは? 神門:「私たち自身も感じている課題ですが、アプリをインストールして終わりにせず、社内で活用を『始めてもらう』きっかけ作りと、その後も継続的に使ってもらうための工夫が必要だと思います。YuLifeはそのようなサービスを提供してくれています。」黒須・Maxime:「毎日ゲーム感覚で取り組むことができる点が魅力的で、継続的に使いたくなるアプリです。特にナンプレのように頭を使うコンテンツも魅力的で、毎日の楽しみになっています。」まとめ:フルリモート企業での新たなウェルビーイングモデルの実証Grow株式会社での導入事例は、フルリモート環境において、YuLifeが地理的制約を超えた組織一体感の創出と個人の健康意識向上の両方を実現できることを実証しました。主要な成果:新しい健康習慣の確立:ヨガ、マインドフルネス、意識的なウォーキングなど多様な健康活動の習慣化フルリモート環境でのコミュニケーション創出:ランキング機能による健全な競争とつながりの活性化継続的なエンゲージメント:6ヶ月間の高い利用頻度と実際のリワード活用による満足度向上場所を選ばないアクセシビリティ:海外在住従業員も含めた全社的な利用促進本事例は、フルリモート企業における従業員エンゲージメント向上の新しいモデルとして、同様の課題を抱える企業にとって貴重な参考事例となっています。本インタビューにご協力いただいたGrowの皆さま、Thank Yu!