なぜ今“歩く”ことが健康経営に効くのか?歩くことが健康経営に有効である理由は大きく分けて2つあります。一つは文字通り、従業員の健康増進になるということ。そして、もう一つは、歩くことをきっかけに職場でのコミュニケーションが活性化し、組織全体の活力にも好影響をもたらすためです。以下でそれぞれのポイントを詳しく解説していきます。歩行習慣の促進がもたらす健康効果健康習慣の中でも、最も手軽で始めやすいのが「歩く」こと。厚生労働省の『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』では、成人は「歩行又はそれと同等以上の身体活動を1日60分以上(1日約8,000歩以上)」行うことが推奨されています。厚生労働省によると、1日約8,000歩のウォーキングを続けることによるメリットとして以下をあげています。・2型糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病の発症リスクを大きく低下させる。・うつや不安の軽減、気分の改善、総合的な幸福感(ウェルビーイング)の向上に役立つ。・有酸素性身体活動(歩行を含む)は、認知機能の低下予防や脳の可塑性向上に効果があるとする研究が複数報告されている。・死亡リスクと相関のある座位時間(座っている時間)が日本人は世界的に見て長い傾向にあるが、座位時間による死亡リスクが緩和される。日常的にウォーキングを取り入れることは、従業員一人ひとりの心身の健康維持に大きく貢献します。こうした健康状態の改善は、欠勤の減少や集中力・意欲の向上といった働く場面にも良い影響をもたらし、結果的に企業全体の活力が向上することが期待できます。歩くことで職場に生まれる好循環とは?歩くことが、なぜ職場でのコミュニケーションの促進につながるのでしょうか?ウォーキングを社内の「イベント」として実施することで、以下のような意外かつ良い変化が期待できます。・従業員同士の会話が増える:「今日どのくらい歩いた?」「週末どこ歩いた?」など、普段は業務連絡にとどまってしまいがちな従業員同士の会話も、ウォーキングというイベントが自然に会話が生まれるきっかけになります。・チームの一体感が育まれる:部門ごとに歩数を競い合うなど、チーム対抗の企画を取り入れることで、ウォーキングが共通の目標に向けた活動となり、自然と結果的にチームの連帯感が高まります。・オフィスが前向きな雰囲気になる:イベントをきっかけに、昼休みに歩く人が増えたり、外での打合せが増えたりと、自然と職場に明るく前向きな空気が広がっていきます。このように、「歩くこと」は個人の健康増進にとどまらず、従業員同士の会話が増えるなど、職場の人間関係にも良い影響を与えてくれるのです。健康経営の第一歩は「続く仕組み」から健康施策の「やりっぱなし問題」健康経営の取り組みで気をつけたいのが、「やってみたけど定着しない」という“やりっぱなし”状態です。たとえば、以下のようなケースが見られます。・ウェアラブル端末を配ったが、利用率が低い・ジム利用補助を導入したが、ほとんど使われていない・年に一度の健康イベントが、マンネリ化して従業員の関心が薄い「費用をかけた割に効果が出ない」「一部の人しか参加しない」など、期待した効果につながらないといった課題も見受けられます。ゲーミフィケーション×インセンティブの力こうした課題が起きにくい仕組みを作るには、従業員の健康づくりをより楽しく、継続的なものにするアプローチが必要です。たとえば、ウォーキング促進アプリは、ゲーミフィケーション(ゲーム要素)と報酬(インセンティブ)の仕組みを活用し、楽しみながら継続的な行動変容を促すツールとして有効です。たとえば、・歩数達成ごとにポイントがもらえる・チーム戦やランキングで上位を目指せる競争要素・毎日アプリを開くことでボーナスが付くなど、まるでゲームのような仕掛けが盛り込まれているため、従業員にとっては「やらされ感」が薄れ、楽しみながら自然と健康習慣が身に付いていきます。さらには、「ポイント」との連動により、「歩く=得する」という実感も得られる仕組みにすることで、従業員の参加意欲をさらに高めることができるでしょう。従業員の健康管理にインセンティブを導入する企業が増加中 | 健康経営を支える仕組みとは?ゲーミフィケーション×健康経営の取り組み:歩くだけで福利厚生ポイントが貯まる仕組みとは?福利厚生ポイントと連動できるウォーキング促進アプリとは?ポイント連携の仕組み「ポイント」とは、リロクラブ、YuLifeなどの福利厚生サービスが提供する、従業員向けの“社内通貨”のようなもの。貯まったポイントは、企業が設定した特典と交換できるため、給与とは異なるかたちで従業員の満足度向上に役立ちます。ウォーキング促進アプリにはこのポイント機能があり、歩数やイベントの達成状況に応じたポイントが自動でたまります。人事担当者が毎回手続きをする必要がないため、運用の手間を最小限に抑えながら、健康施策の浸透と継続を後押しできるのが特徴です。導入費用は?無料ではじめる仕組みとは「こうした仕組みはコストがかかるのでは」と思われがちですが、近年では無料または低コストで始められるプランも増えてきています。主な例としては、以下のようなものがあります。・成果報酬型モデル: イベント開催数や参加人数に応じて費用が発生する仕組みで、実際に利用がなければ費用は発生しません。支出を抑えられる点が特徴です。・期間限定の無料トライアル: 一定期間(1か月限定)や参加人数に制限を設けた無料導入プランを用意しているアプリも多く、気軽に試すことができます。・自治体との連携: 地域の健康増進プロジェクトと連動して、企業向けに費用補助を提供しているケースもあります。こうした柔軟な料金体系により、中小企業でも導入のハードルが下がり、ウォーキング促進アプリの普及が進んでいます。導入ステップと注意点アプリ導入を成功させるには、計画的なステップと想定される課題への備えが欠かせません。ここでは、そのポイントを整理してご紹介します。導入の流れウォーキング促進アプリの導入は、以下の流れで進めるのがおすすめです。アプリの比較・選定まずは、複数のアプリと付随サービスを比較して自社に合ったものを選びましょう。提供される機能や料金体系はサービスによって大きく異なります。たとえば、歩数の記録に加えて、ウォーキングイベントやランキング表示、チーム対抗戦、ポイント付与、食事記録など、アプリごとに強みとする機能はさまざまです。自社の従業員にどのような健康習慣を促したいかを明確にして、必要な機能が揃っているかを確認することが大切です。また、アプリの利用料金も月額固定制や従量課金制など、サービスによって形式が異なります。自社の予算や運用スタイルに合わせて、無理なく導入できる価格体系を選びましょう。福利厚生サービスとの連携可否確認すでに社内で福利厚生サービスを導入している場合は、ウォーキング促進アプリとの連携が可能かどうかを事前に確認しておきましょう。アプリと福利厚生サービスが連動すれば、アプリで獲得されたポイントを社内の福利厚生メニューで利用できる仕組みも構築可能です。従業員にとっては、日々の健康行動が具体的なメリットにつながるため、従業員のモチベーションUPにも繋がります。イベント設計ウォーキング促進アプリを導入する際は、それを活用したイベントもあわせて企画しましょう。イベントの期間や目標歩数、達成者への報酬ポイントなど、具体的かつ参加しやすい内容に設計することがポイントです。無理なく達成できる目標を設定することで、従業員の参加意欲が高まり、楽しみながら継続できる仕組みづくりにつながります。社内広報・周知アプリの導入を成功させるには、従業員に対してその意義やメリットを丁寧に伝えることが重要です。「なぜこのアプリを導入するのか?」「参加することでどんな良いことがあるのか?」を分かりやすく説明することで、納得感と参加意欲を高められます。たとえば、「健康的な生活を送ることで仕事のパフォーマンスUPにつながる」「チームの仲間と楽しく運動できる」といった具体的なメリットを伝えることで、前向きな参加を促すことができます。また、アプリの使い方に不安があると利用が進まないため、分かりやすいマニュアルや短時間で視聴できる動画を活用し、スムーズな利用開始をサポートしましょう。イベント実施・進捗確認・成果発表イベントが始まったら、従業員のモチベーションを継続的に高める工夫が重要です。アプリ内の歩数ランキングや全体の進捗を定期的に共有することで、自然な競争意識や仲間同士の励まし合いが生まれ、イベント全体の盛り上がりにつながります。イベント終了後には、頑張った従業員を表彰したりポイントを付与したりして、従業員の努力をしっかりと評価する姿勢を示すことが大切です。さらに、今回の取り組みを振り返り、次回開催に向けた予告やフィードバックの共有を行うことで、「また参加したい」という気持ちを引き出す効果も期待できます。よくある課題とその対策ウォーキング促進アプリの導入には、課題となりやすい点もいくつか存在します。適切な準備や工夫によって、多くの場合はスムーズに対応することが可能です。以下に、課題とその対策をご紹介します。利用率が低い「アプリを導入したのに、なかなか使ってくれない…」という声はよく聞かれます。対策:アプリはただ導入するだけでなく、“楽しめる仕組み”を用意することが重要です。たとえば、チーム対抗戦にして部署やチームで競い合ったり、達成者には景品を用意したりすると、参加意欲が高まります。従業員が「面白そう!」「みんなで一緒に楽しみたい!」と思えるような企画を考えましょう。運動が苦手な人への公平性運動が得意な人ばかりが成果を出して、運動が苦手な人が「自分には無理だ…」と感じてしまうこともあります。対策:全員が同じ基準で評価されるのではなく、多様な参加スタイルを認めることが大切です。たとえば、単に歩数の多さだけでなく、歩数増加率(前週や前月と比較してどれだけ歩数が増えたか)や、参加日数(イベントにどれだけ継続して参加できたか)を評価基準に加えるなど、誰もが達成感を感じられる工夫をしましょう。運用負荷が高そう「アプリの管理やイベントの運営が大変そう…」と不安に感じる担当者の方もいるかもしれません。対策:アプリ提供企業によっては、運営代行サービスや手厚いサポート体制を提供している場合があります。導入前に提供企業に相談し、自社の運用体制に合わせてどこまでサポートしてもらえるかを確認しておきましょう。外部の力を借りることで、担当者の負担を軽減し、スムーズな運用が可能になります。まとめ|“歩くこと”からはじまる健康経営の第一歩「健康経営を始めたいけど、何から着手すれば…」と迷っている企業にこそ、ウォーキング促進アプリは最適です。・無料で始められる・従業員が自発的に参加しやすい・継続的な行動を生みやすい・社内の一体感も高まる福利厚生ポイントとの連携でインセンティブ設計も強化され、単なる“健康施策”から、価値観を共有する組織づくりへとつながる可能性を秘めています。まずは、小さな一歩から。無料プランやトライアル導入を検討し、社内に“歩く文化”を育ててみてはいかがでしょうか?※「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。YuLifeのサービス概要はこちらYuLife導入事例集はこちら