福利厚生とは福利厚生とは、企業が従業員に対して給与や賞与とは別に提供する、各種制度やサービスの総称です。目的は従業員の生活安定や満足度向上にありますが、近年では人材定着や生産性向上を支える経営戦略の一環として位置づけられています。法律で義務付けられているものと企業が任意で設計するものがあり、その内容や水準は企業ごとに異なります。単なるコストではなく、人的資本への投資という視点が重要です。福利厚生とは?企業が知っておくべき基礎知識から導入方法・注意点まで福利厚生費の定義福利厚生費とは、従業員に対して給与や賞与とは別に提供する、保障やサービスにかかる費用のことを指します。会計上は販売費および一般管理費の一部として処理されることが一般的です。ただし損金算入するためには、一定の要件を満たす必要があります。福利厚生費は、法定福利費と法定外福利費に区分されることをおさえておきましょう。法定福利費法定福利費とは、法律に基づき企業が負担を義務付けられている社会保険料などの費用を指します。具体的には、健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料、労災保険料などが該当します。これらは従業員の給与水準や人数に応じて変動し、人件費全体に占める割合も小さくありません。企業にとっては固定的な支出であり、総人件費を試算する際の重要な要素となります。法定外福利費法定外福利費とは、企業が任意で導入する福利厚生制度にかかる費用を指します。住宅手当や食事補助、レクリエーション費用、健康診断の追加費用などが代表例です。企業の裁量で設計できるため、費用対効果を意識した制度設計が求められます。従業員満足度向上とコスト管理のバランスを取ることが重要です。福利厚生の種類と人気の制度を一覧化!企業はどんな福利厚生を導入すべき企業における福利厚生費の平均費用企業における福利厚生費は、法定福利費と法定外福利費で大きく構成が異なります。法定福利費は給与総額に比例するため、従業員一人あたりで見ると月数万円規模になるケースが一般的です。厚生労働省が令和3年に実施した調査によると、福利厚生費の平均は50,283 円でした。以下は、調査での福利厚生費の内訳と平均額です。項目平均額厚生年金保険料27,905円健康保険料・介護保険料17,496円労働保険料3,695円子ども・子育て拠出金987円その他の法定福利費98円引用:令和3年就労条件総合調査の概況|厚生労働省一方、法定外福利費は企業規模や業種によって差があり、数千円から数万円まで幅があります。自社の従業員数に当てはめて年間総額を試算することで、より具体的な予算感を把握できます。福利厚生費の具体例福利厚生費として計上できるものの代表例には、社会保険料の会社負担分や通勤手当、食事補助、社員旅行費用、慶弔見舞金などがあります。これらは従業員全体を対象とし、社会通念上妥当な範囲であれば、福利厚生費としての処理が可能です。一方で役員のみが利用する制度や、過度に高額な支出は認められない場合があります。制度設計の段階で税務上の扱いを確認し、計上可否を整理しておくことが重要です。ユニークな福利厚生にはどんなものがある?中小企業における取組事例福利厚生費として認められる要件福利厚生費として損金算入するには、税務上の一定要件を満たす必要があります。単に従業員のための支出であればよいというわけではありません。要件を満たしていない場合には給与とみなされ、課税対象となる可能性があります。税務リスクを回避するためにも、制度設計時点で基準を理解しておくことが不可欠です。すべての従業員が公平に利用できる特定の役員や一部の従業員のみしか利用できない制度の場合、基本的に福利厚生として認められません。全従業員が公平に利用できる仕組みであることが重要です。公平性が担保されていない場合、実質的に給与や役員報酬と判断される可能性があるため、対象範囲を明確にし、社内規程として整備しておくことが望ましいです。支出する金額が妥当である福利厚生の提供にあたり、企業側がどれくらいの支出をしているかも重要なポイントです。支出金額について、社会通念上妥当な範囲でないと判断されると、実質的には給与であるとみなされ、課税対象となってしまいます。例として、過度に高額な旅行や、高級サービスの提供は福利厚生費として認められない可能性があるため、同業他社の事例などを参考にしながら設計することが有効です。現金・換金性の高い物品でない前提として、現金による支給は原則として給与扱いとなり、福利厚生費には計上できません。現金のほかに、商品券やプリペイドカードなど、換金性の高い物品も注意が必要です。形式的に福利厚生と称していても、実質的に現金と同等の価値がある場合は課税対象となります。税務上の否認リスクを避けるためにも、支給形態には十分配慮する必要があります。福利厚生費として認められない場合はどうなる?福利厚生費として認められない場合、企業側は損金算入ができず、法人税負担が増加します。さらに従業員側も給与として課税対象となり、所得税や住民税の負担が発生します。企業と従業員の双方に追加の税負担が生じるため、制度設計の誤りは大きなリスクです。事前に税務基準を確認し、適切な処理を行うことが重要です。福利厚生ならYuLifeアプリYuLifeアプリは、日々の歩行や運動といった健康行動をアプリ上で可視化し、ポイントやリワードにつなげる仕組みが特徴です。従業員は、アプリをインストールするだけで手軽に利用できるため、福利厚生が社内に定着しやすくなります。また、健康促進を軸にしながらも、従業員一人ひとりがメリットを実感できる設計になっている点も強みです。健康意識の向上だけでなく、エンゲージメントや満足度の底上げを目指す企業にとって、導入を検討すべき選択肢の一つといえるでしょう。福利厚生の導入を検討されている担当者の方は、ぜひ下記よりお問合せください。YuLifeのサービス概要はこちらYuLife導入事例集はこちら